「バンコクの駐在員は貧乏」説をリアルに感じたPAULでのティータイム

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今日、エンポリアムに新しくオープンしたPAULに行ってきました。リサーチの意味もあるので仕事といえば仕事なのですが、そこで改めて実感したのが、「日本って貧乏な国になったんだ…」という苦い現実です。

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PAULで注文したカフェラテは1杯100バーツ(約330円)。りんごとアーモンドのタルトが160バーツ(約530円)。ダンナさんが頼んだマンゴーのミルフィーユも同じ値段でした。

もう日本と変わらないじゃん。いや日本より高いじゃん。なんでこんなに高くなったのさとついつい思ってしまうけれど、それはタイの物価が高くなっただけじゃない。円安のせいだけでもない。日本のGDPが下がって、賃金も低迷しているのが大きいなあと思うのです。

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OECDのデータベースを見るとそれがよくわかります。先進7カ国中、日本の賃金だけが突出して低い。

先日、ドイツのダイムラーに買収された三菱ふそうの方に話を聞く機会があったのですが、買収された途端にお給料が1.4倍に上がったそうです。つまり、日本の賃金というのはドイツに比べて4割低いわけだ。上のグラフを見ると、2011年の日本の報酬87.8に対してドイツは129.2。まさに三菱ふそうのケースじゃないですか。

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上のGDPの推移を見ても、日本だけが落ち込んでいることがわかります。

バンコクのスクンビット界隈には各国の駐在員が集まっていますが、最近は「日本の駐在員は一番貧乏」という話をよく聞きます。高級な店には日本人の駐在員は少ないという話も取材先から何度も出ていました。

それは大げさに言っているわけでも何でもなく、正真正銘、本当のこと。イギリスやアメリカ、フランスから来ている駐在員や旅行者にとってPAULの値段はさして高くはないのでしょう。日本人がPAULの値段を高く感じるのは、給与水準が低く、経済力が落ちているから。これが一番の要因なんだと思うのです。

私はフリーランスで働いていますが、ギャラは民間の企業(出版社)から支払われています。で正直なところ、原稿料はずっと下がりっぱなし。景気が良いとされた時期にもあがったことなど皆無。単価でいえば落ち続けてます(T_T)

先月、ニュージーランドに行ったときも、春に香港に行ったときも、いつもいつも「物価が高いなあ」と感じました。円安の影響は確かにあります。

でも、それだけじゃない。もっと根本的なところに問題がある。なんとなく私たちは「日本は経済大国」「豊かな国」と思っているけれど、もはやそれは幻想でしかない。この現実はシビアに受け止めるしかないのよねとつくづく感じたPAULでのティータイム。コーヒーが苦かった…。果たして日本が経済力を取り戻し、豊かな国に返り咲く日が来るのだろうか。

 

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