タイの女性管理職比率は37%。世界平均よりずっと上です

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Grant Thornton( 世界100ヵ国以上にネットワークをもつ国際会計事務所のグループ)が2015年7月から12月まで世界36カ国5500社以上を対象に実施した調査によれば、タイの女性管理職比率は37%。多いだろうとは思ってましたが、これは予想以上の多さです。

トップテンは以下の通り。

  1. ロシア 45%
  2. フィリピン 39%
  3. リトアニア 39%
  4. エストニア 37%
  5. タイ 37%
  6. インドネシア 36%
  7. ラトビア 35%
  8. ポーランド 34%
  9. 中国 30%
  10. イタリア 29%

ロシアとバルト三国、それからASEAN諸国の健闘が光ります。個人的に意外だったのがイタリア。なんとなく専業主婦が多くて、女性の社会進出が進んでいないような気がしてました。私の偏見だったのね。反省。

続いて、ワースト10に行きましょう。日本が入っていることは明白ですが、果たしてその数字は‥!?

  1. 日本 7%
  2. ドイツ 15%
  3. インド 16%
  4. アルゼンチン 18%
  5. オランダ 18%
  6. メキシコ 18%
  7. ブラジル 19%
  8. ニュージーランド 19%
  9. アイルランド 19%
  10. トルコ 20%

低い、低いとは思っていたが、なんと堂々のワースト1位だよ、日本は。これはいくらなんでも低すぎでしょう。2位のドイツの半分以下。ダントツのドンケツ。もうね、明らかに「女性を活用するもんか」という意図を感じます。意固地になってる。「日本は日本、ほかの国とは関係ない。欧米の真似をすることはない」という萎縮した内向きの発想で覆われているとしか思えない。改善の糸口があまり見えないのも大問題。賭けてもいいけど、3年後に実施しても数字はたいして変わっていないと思うぞ。せめて2桁には乗せようよ。

タイに話を戻すと、女性の社会進出が進んでいることは、暮らしているとよくわかる。いろいろな場面に出てくるし、取材に行っても、女性が実権を握っているケースが多いから。

私は長くビジネス誌の取材を続けていますが、日本の企業に経営戦略とかマーケティング戦略について取材したとき、女性が出てくることはすごく稀です。百貨店、化粧品メーカーやアパレル企業のような女性をターゲットとしている会社でも同じ。出てくるのはほぼ男性です。

ところが、外資系になるととたんに女性の登場が増える。あとベンチャー企業も比較的女性の管理職は多い。で、この図式が20年近く変わっていないのよね。その間に、タイはどんどん女性の活用が進んできたのでしょう。

それでも、タイには管理職に女性がいない企業がまだ21%あります。しかし、日本は73%の企業が女性管理職ゼロ。タイと日本。女性管理職比率の差はさらに広がっていったりしてね。

注)こういうことを書くと「タイは男が働かないから」とか「女性で持っている国だから」という声が聞こえてきそうですが、だからって日本の女性管理職比率がここまで低くていい理由にはならないです。確かにタイの女性は国の屋台骨だとは思うけど、日本もまずはドイツ並みを目指すべき。

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