日本に押し寄せる外国人観光客。でも世界的に見ると決して多くはありません

0ae4774467a4ad628e80737cd107a484_s今回の東京滞在中、私が利用しているのは浅草界隈のエアビーアンドビー。屈指の観光地だけに、とにかく一日中、観光客が多い。朝から夜まで、大きな通りから小さな路地まで、必ずといっていいほど外国人観光客に出くわします。日本語を耳にするのが珍しいくらい。

しかし、これだけ増えても外国人観光客の数は2015年で約2000万。世界全体で考えると、日本は決して「超人気の観光国」ではありません。

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JINTO(日本政府観光局)の調べによれば、日本は世界第22位(2014年)。増えた増えたといっても、上には上がたくさんいます。アジアで考えても第7位だ。日本より多い国は、4位の中国、11位の香港、12位のマレーシア、14位のタイ、19位のマカオ、20位の韓国と、こんなにあります。

20位の韓国については数字の取り方が違うのではないかとの説もありますが、ま、本当にそうだとしても、日本がトップに来るわけじゃない。日本はアジアの「超観光大国」というわけではないのです。

ちなみに日本を訪れる外国人観光客が増えてきたのはつい最近のこと。例えば、2012年の数字は、837万人。翌年の2013年にようやく1000万人の壁を超えて、以降は右肩上がりですが、それまではずっーと800万台をうろちょろしていました。ランキングでいうと世界30位程度。「観光大国度」からいえば日本よりタイの方がずっと上です。

上のグラフは2014年の数字をもとにしていますが、2015年にタイを訪れた外国人観光客の数は2988万人と、500万人も増えている。単純に他の国の数字が変わらないと仮定すれば、タイはベスト10内に入ってきます。タイのゴープガーン観光相は「2016年は3200万になる見通し」と早くも語っているので(この記事参照)、もうベスト10はかたい。本当の観光大国だわ。

さて、日本とタイをしょっちゅう行き来している旅人の目で日本を見ると、改善を急ぐべし!と思うのは次の3点。

  1. WiFi環境の整備
  2. 多言語表記のさらなる充実(せめて英語だけでも)
  3. ゴミ箱の設置

1と2はすでにあちこちで言われているので、ここでは3についてだけ声を大にして言いたいです。「ゴミを家に持ち帰る公共道徳心の高い日本人」を実践するのはいいけれど、それを外国人観光客に強制するのは無理がある。みんな、ゴミを捨てられなくて困ってます。ゴミをいちいちホテルに持ち帰る、なんて絶対に不可能。町にはゴミ箱を設置して、それをしっかりメンテナンスすればいいじゃないですか。

これは花火大会などの大規模イベントのときも同様です。よくイベント終了後にゴミが散乱している様子がクローズアップされてますが、ゴミ箱がないからああなるんだよね。町にはゴミ箱を、ゴミ箱には清掃担当者をつけて常時メンテナンスを。五輪までに早くそうなることを期待しています。

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