銀行の上級客向けサロンに見る「金持ちが金持ち然としている国・タイ」

サイアムパラゴンとかエムクオーティエなどのショッピングモールに行くと、不思議な空間に出くわします。銀行だったり通信キャリアが運営している豪華な造りのラグジュアリーサロンです。どうやら一般客にはオープンになっていないらしい。限定された客向けのこの空間はいったい何‥?もしてかして‥?

親しいタイ人に聞いたら、「あれは上級客向けのスペースです」と。やっぱり。

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上の写真は、サイアムパラゴンにあったSCB(サイアムコマーシャル銀行)のサロンです。この入り口の豪華なこと。ゴージャス、ラグジュアリー、高級感ってな言葉がふさわしい。カネがないやつはあっちへ行け的な荘厳な雰囲気を感じます。

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こっちは、大手通信会社AISが運営しているサロン。SCBほどのゴージャス感はないですが、それでもピカピカに美しく、モダンな雰囲気。しかし、すぐ目の前には普通のAISのショップがあるんですよ。そっちでは契約や料金の支払いのために行列ができている。上位客向けのサロンとはえらい違いです。

なんでも銀行の場合は、預金額によってランク付けされ、こうしたサロンは大口顧客のみが利用できるとのこと。でも通信会社の上得意客って何なんだろう? ともあれ、その会社から「超お得意様」と認定されると、客はショッピングモールに出掛けた際に、無料でゆっくりくつろいだり、お茶を飲んだり、あれこれ行き届いたサービスを受けるわけです、多分。

こういうサービス自体は日本にもないわけじゃない。代表的なのが百貨店。外商のお得意様向けにサロンを開いています。

でも、タイみたいにみんなの目に触れるところにはありません。隠れてひっそりやっている。金持ち向けのサービスはあっても、それがオープンな形にはなっていない。仕事で日本橋の百貨店の外商サロンに行ったことがありますが、一般の客から見えない場所にありました。赤い絨毯が敷いてあって、まあ豪華といえば豪華だけど、上のSCBのサロンの比ではないです。

ああ、これが階級社会のタイとの違いなんだなあ。タイは金持ちが金持ち然としている国です。金持ちは金持ちらしい格好をし、金持ちらしいモノを身につけ、金持ちらしいふるまいをする。そして、庶民もそれを当たり前だと思う。金持ちは金持ちらしくあるのが当然だと考える。もし、お金があるのに質素で堅実な暮らしを送っていたら、周りから「どうして?」と思われるのでしょう。

金持ちへの扱い一つとってもこんなに違う。いろいろな発見があるのは、日本ではない国に暮らす面白さの一つです。

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