クイニーアマン

これがタイ流eコマース?LINEからクイニーアマンをオーダーしてみた

タイのEC は少しずつ盛り上がっているとは言え、いまだに小売全体の数パーセントに過ぎません。

でもタイ人がネットを使って買い物をしていないわけでは全然ない。ECサイトからではなく、SNSを通してモノを購入しているのです。プライスウォーターハウスクーパースの2016年の調べでも、SNSを通じて商品を購入すると回答した人の割合は、タイは51%と世界一でした(次いで多いのはインドやマレーシアですが30%台なので、タイはダントツNo.1)。

FacebookややLineを介し、ショップと直接やり取りをして買い物するのが一般的な国タイ。私も試してみました。

それはFacebookの広告から始まった

今回買ったのは、フランスの伝統菓子のクイニーアマン。Facebookでkouign amannBKKの広告を見つけたのがきっかけです。

もともとクイニーアマン好きだったが運の尽き(?)。Facebookページをのぞいてみると、写真がどれも美味しそうです。見るからに本格的なクイニーアマンに見えるぞ。

クイニーアマン

ここはデリバリー専門のお店。「購入する」のボタンを押すと、LineのQRコードが表示されます。ああ、もう買うしかない。以下、現物を手に入れるまでの手順です(やりとりはすべて英語)。

オーダーから配送までのやりとりは‥!?

 1. LINEのQRコードでお店の人とつながる

 2. お店からLineで、ご挨拶と商品情報が届く。第一声は「Bonjour!」だ

クイニーアマン

 3. これは美味しそう。買ってみたいけれど、冷蔵庫で保存可能なのかを知りたい

クイニーアマン

 4. 尋ねてみると「保存可能」で「3日以内に食べてほしい」とのこと。

 5. ついでに配送料も尋ねてみると、住所を教えてくれというので、最寄りの駅を回答

クイニーアマン

 6. デリバリー料金は144バーツだって。高い。スクンビット在住だったらもっと安いのかも。ちょっと悔しい

 7. 高いけど一度は試してみるかと、覚悟を決めて注文を入れ、住所や携帯の番号も連絡

 8. 私が頼んだもののうち、スイートコーンは売り切れだと連絡がくる

 9 かわって、5月5日から7日で限定販売しているアイテムを勧められる。商売うまいね

 10. 結局、プレーン3個(1個70バーツ)、ダークチョコ&シーソルト2個(1個85バーツ)、ドルチェデレーチエ2個(1個85バーツ)をオーダー。トータルで694バーツ也 高っ(T_T)

クイニーアマン

 11. すぐにインボイスが送られてくる。そこに振込先が書いてあります。バンコク銀行とカシコン銀行のどちらかを選ぶ形。

クイニーアマン

 12. 毎日午後4時までの注文分は午後6時までに振り込むと、翌日の午前中に届けてくれる仕組みとのこと

 13. カシコン銀行のモバイルアプリから速攻振り込む

 14. 画面をキャプチャーしてLineで送る

 15. すぐに向こうから領収書がLineで送られてくる(瞬時だった)。あとは待つだけ

クイニーアマン

 16. 翌日、9時半に配達担当の人から携帯に電話がかかってくる。お、予定より早い

 17. 電話で「Bakery」「Come Down」を繰り返すデリバリーマン。どうやら英語はできないらしく、英語で注文した客には「Bakery」「Come Down」だけ言うように教えられている様子!? でもそれで十分だね

 18. すぐにコンドミニアムの下に降りて、無事クイニーアマンを手にしました☆彡

配送時間は「9:45AMぐらいからスタートして、遅くても昼までには届けます」とのことでしたが、9:30にやってきて拍子抜け。こういう買い物は初めてなので感慨ひとしおです。

丁寧な包装にびっくり

さて、届いたクイニーアマンはびっくりするほど丁寧に包装してありました。

クイニーアマン

1個1個、個別に包装してあって、袋の口はハトメで留めてあります。手間がかかってる‥。

クイニーアマン

高いだけありますわ。

届いたクイニーアマンの味は◎

さて、無事受け取ったクイニーアマンの味は‥予想以上。

クイニーアマン
プレーンのクイニーアマン

フランス産の小麦粉とバターを使っているとのこと。どうやら作っているのはフランス人のようです。本場で食べたことはないのでわかりませんが、バターの風味とサクサクの食感、それから塩味!甘じょっぱいんですよ。クイニーアマンは塩味が効いてこそ! 甘さの中に感じる塩味が好みのバランスでした。

クイニーアマン

かすかな塩味があるとはいえ、全体的にはかなり甘い。おそらくですが、変に「甘さ控えめ」にしていないのかと思います。フランスの味をそのまま伝えたいというフランス人がバンコクで作っているのがこのクイニーアマンなのでは。

クイニーアマン
ダークチョコレート&シーソルト

そう大きくはないけれど、けっこうボリュームはあるので(フランスの小麦粉の力かも)、1日に1個でいいかな。残りは明日と明後日で消化しよう。ともかく満足のいくお買い物でした。

LINEで買い物をしてみて

ネットで買い物するというと、Amazonでポチっか、楽天でたまに買うか。あとは直接ネットショップから買うか。それ以外の方法を経験したことがなかったので、LINEでのやり取りを通しての買い物というのは実に面白い体験でした。

質問もオーダーも全てLineで完了。送料とか賞味期限とか配送時間など私が尋ねた質問にもすかさず(ほぼ瞬時に)答えが返ってくるのも新鮮だったな。日本だったら最初から利用者ガイドをちゃんと用意しておいて、そこに送料から賞味期限から注意事項などすべて網羅しておくと思います。そうせずに個別に対応するというのがタイなんだな、と感じました。

会話だけピックアップしてみると、リアルの商店で買い物をするときとほとんどいっしょ。実にプリミティブですが、それをLINEで繰り広げているというのが、なんとも不思議じゃないですか。

代金の支払いもクレジットカードではなく、振り込みなんですね。ただこちらの銀行はモバイルアプリが充実していて使いやすくできているので、みな簡単にスマホから振り込みを済ませているのでしょう。客と店との素朴なやりとりをテクノロジーがうまく補完している印象です。

タイの人は、クレジットカードの番号を入力するのをあまり好まないと聞いたことがあるし、店側に質問しながら買い物するのも手間とは思わない、むしろそちらの方を楽しいと感じるのかもしれません。SNSでの買い物の方が「安心安全」かつ「楽しい」という認識なのかな。

今回の体験で味をしめたので、次回、気になるモノがあったらまたSNSで買い物をしてみようと思います。実はすでに狙っているモノがあるのだ(また食べもの)。体験完了したらまたレポートします。

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